111弁当箱健康法ブログの概要と目指すこと

総合

初めての投稿です。今回は本ブログの概要と目指すところ、対象者や今後の予定について記載しています。

まずはご挨拶

 はじめまして、運営管理者の白クマK(詳細は運営者情報に)です。食事療法を中心とした健康情報を提供していきたいと考えています。私自身はスリムな体型でもなく、日々食事療法に失敗しながら何とかできないかと考える日々をおくり、特に夏は私の大好物な白クマかき氷を食べるか食べないかの葛藤と強く戦っていることから、世間が考えるような食事療法の成功者ではありません。ブログネームの「白クマK」は、食事療法に悩むものとして付けました(Kは名前ではなくかき氷のK)。スリムな体型の指導者や医療者がする上からの指導ではなく、一緒に考えていく情報提供もあっていいのではないかと考えています。

 私は、糖尿病や動脈硬化症といった生活習慣病を中心とした専門診療を某大学病院(最近は大学病院附属クリニック)で行っている医師です。情報番組やWEB、SNS上では、医師や管理栄養士、科学者(自称も含め)が発信している情報であっても間違ったものが多く、外来診療をしていると、そういった誤情報を信じて病状が悪化する患者さんが非常に多いことに驚かされます。また、肥満症や糖尿病といった生活習慣病に対する世間の知識不足・認識不足から生じるスティグマ(負の烙印)による偏見や差別もその治療や対策の妨げになっています。そんな状況を何とかしたいと考え、まずは、私の外来に通院されている患者様へ、そして私と関わりのある学生や研修中の医師を対象に、そして何処かで食事療法に困っている多くの人に、何らかの参考になればと思い、このブログを始めることを決めました。

 元々筆無精の上、ブログを始めたばかりで投稿・修正するにも時間がかかりますし、HPデザインも簡素ですが、順次追加手直ししていきたいと考えていますので、暖かい目で見てください。

中心テーマ(1:1:1お弁当箱栄養管理法)

 食事量法は生活習慣病だけではなく、多くの疾患治療の根幹をなす治療法です。また、現在に病気がなくても、健康維持や将来の健康寿命の延伸のために食事療法は重要です。しかし、食事療法を長期にわたって継続することはなかなか難しいことです。また、全ての病態に対応できる簡単でオールマイティな食事療法はありません。個人の健康状態、病態、趣向、人種、習慣、生活環境を考慮して継続するには、多種多様な食事療法が必要です。本ブログでは、私が大学病院の栄養部と共同で発案し勧めてきた1:1:1お弁当箱栄養管理法という簡単な食事療法の紹介を通して、食事療法の知識や最新情報を提供していきたいと考えています。

本ブログの対象者

 食事療法については、その目的(病気の治療法、予防医学としての管理法、美容のためのダイエット、アスリートのスポーツ栄養管理、等)や、情報を提供する立場(医師、看護師、管理栄養士、ダイエット指導者、スポーツ栄養士やフードプランナー等)によってその考え方は変わってきます。本ブログで提供する情報は、治療法・予防医学としての食事療法の考え方を医師の立場から提供します。美容のために行う食事療法でも、将来的な個人の健康を考えると、治療法・予防医学としての食事療法の考え方に準じることが推奨されます。スポーツ栄養については、運動の特性と特殊な管理法があるため本ブログ内容の対象外です。

内容の根拠

 本ブログは、私達が提案している1:1:1お弁当箱栄養管理法の情報と、現在の科学的根拠に基づき多くの医療専門家が正しいと考えている栄養・健康情報を提供することを目的としています。そのため、本ブログが基としている情報は、1:1:1お弁当箱栄養管理法以外は学会が作成したガイドラインからの情報が中心です。本来は記事内容には引用論文を記載すべきですが、あまりゴチャゴチャすると読みにくいのでガイドライン的な根拠については引用を全て省略します。ガイドラインに載らない情報については、必要なら引用を付けます。

 科学は刻々と進歩しますので、現在正しいと考えられている情報も、時間が経てば180度変わってしまうかもしれません。もし情報が古くなっていたり、偏りがある場合は、問い合わせフォームで適宜修正情報を送ってもらえればうれしいです。個々への対応はお約束できませんが、正しい情報についてはできるだけ反映していきたいと考えています。

予定

  1. 日本文化から発案したポーションコントロール「1:1:1お弁当箱栄養管理法」の説明
  2. ポーションコントロール食事療法の科学的根拠と世界的な状況
  3. 食事療法設定に必要な知識①:自分の健康的な目標体重の見積もり方
  4. 食事療法設定に必要な知識②:自分の食事の適切なエネルギー量の見積もり方(食事療法とは制限ではなく適切な摂り方)
  5. 食事療法設定に必要な知識③:個人の健康状態に合わせた適切な栄養組成の考え方(炭水化物、たんぱく質、脂質、その他栄養素の摂取の仕方)
  6. 肥満と肥満症の違いや、肥満パラドックスの話
  7. 肥満は自己管理不足が主な原因ではないこと
  8. ダイエットや肥満治療を妨げるスティグマ(負の烙印)の問題点
  9. 他の食事療法の話

等について、順次(順不同かも)情報提供していきたいと考えています。

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